年末26出発〜31帰国、うち28,29,30の3日連続のライブと言う強行スケジュールで
香港に行き、あわただしく無事帰りました。そして翌元日に実家の三角に日帰りしたあとは老体を
いたわっておりました。
香港でのライブは、すべて平均すると1回当たり50〜60名程度と言うこじんまりとしたミニライブ
で、オーディエンスの殆どは九州出身者で、年齢層は概ね平準化されていて、20代〜70代までの
方々という層でした。最も多かったのはビジネスマンとして働き盛りの40代だったでしょうか。
30日の在香港九州県人会での演奏に先立って、前2日間はライブハウス・Mr.Moonlightで演
奏の機会を設けて頂きました。
このライブハウスの運営の見事さは特筆ものでした。
リハーサルの準備、実施、ステージ周りの整理整頓、演奏開始後の客へのサービスとコントロール。
ライブハウス名はMr.Moonlight で私のHPからリンクされていますのでお立寄りください。
1.初日、スタート時はコチコチ感がありましたが、自然と慣れて行けたと思います。
2.初日に、ちょっと様子見と挨拶のつもりでに来られた、福岡県人会のO会長様は、次の2日目
も20歳代くらいのお孫さんを連れて又来られました。
結局、「ライブハウスは初めて。」とおっしゃりながら、3日間全部フルに聴いて居られました。
ありがたい限りです。
このO会長様は、世界中の日本人会のネットワークの中核を担って居られる方で、最終日が
終わったあと、総括の挨拶で面映いほど持上げていただき、「次は・・・に行って同じよう
に新年会などで・・・」などと、冗談とも本気ともつかぬお言葉を頂き恐縮しました。
でも、最終日は本当に努力しました。越後獅子、元禄花見踊り、黒田節 なども演奏し
ましたので・・・。
3.そして圧巻は、私の地元のK新聞社グループのK社長(私の高校の同級生で、ライブ活動に一方
ならぬ応援を頂いている方)の肝入りで、ほぼオーダーメイドで制作して下さった
スライドショウ(DVD)「熊本の風」「九州の風」とのコラボレーションでした。
開始するとすぐに、「ウワ−ッ、あそこ・・・あそこ・・・」などという歓声が上がり、
スクリーンから距離のあった数人の方はスクリーンに向かってカメラを持って
走り寄りました。
コラボした曲は、例によって「五木の子守唄」、「野焼き伝説(民話入りライブバージョ
ン)」、「九州炭坑節」を中心にしましたが、最初の曲・五木の子守唄の段階で既にハン
カチで目頭を押さえる方々が目につきました。途中で即興で何か演奏した記憶があります
が私も感激して「余分な音は出さんほうがいい。」という気になっていたものですから、
何を演奏したか定かな記憶が無い程です。
約20分間のスライドショウとのコラボを終えた後、きちんとアナウンスして伝えました。
「このスライドは、この日のために、ほぼボランティア精神でK新聞社グループさんが制作し
て持たせて下さった。」と。
4.ラスト曲はいつものとおり「牛深ハイヤ節」で底抜けに盛り上ってもらい、アンコールは超レ
アもの「喜びも悲しみも幾年月」でマタマタ目頭を押さえて頂きました。
5.時期が正月を挟んで、故郷恋しくなる時期と言うこともあったのでしょうね、曲への反応が
敏感で驚きました。
6.不夜城のような町ですが、打上げもほどほどに切上げさせてもらい名残を惜しんで翌日きちん
と帰って来まして、福岡〜熊本間は雪が多量に舞う高速道路を除夜の鐘と競争で運転して帰っ
て来た次第です。